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イプシロンロケット4号機、肝付町に到着!

2018.10.05 up

青空が広がる9月のある日、発射場に近い内之浦漁港に見慣れない大きな運搬船が接岸しました。近くには打ち合わせをする人たち。徐々に見物の人たちも集まってきます・・・。じつは、この船は今年度打ち上げ予定の「イプシロンロケット4号機」の第1段部分を運んできたのです。いよいよ、ロケットの打ち上げ準備が始まります!

接岸した運搬船の積み荷はロケット!ということで慎重に作業が行われます。運搬船からロケットを持ち上げる大きなクレーン2台の中心に、特別なトランスポータ(輸送車)が待ち構えます。慎重に動くクレーン、それを見守る人達。でも意外と早く、20分ほどでロケットはトランスポータの荷台に設置されました。 

白いシートに包まれているのが、イプシロンロケット4号機の第1段部分。長さは約10メートル。イプシロンロケットは最新の固体燃料ロケットで、組み立てると全長約26メートルになります。肝付町の発射場の特徴は、打ち上げるロケットは全て固体燃料ロケットなのです!ロケットの第1段部分は、このあと夜になってから発射場のあるJAXA内之浦宇宙空間観測所へと運ばれます。

トランスポータ(輸送車)に搭載されたイプシロンロケット4号機の第1段は、夜8時頃、内之浦漁港を出発しました。トランスポータが力強い轟音をたて、人が歩くほどの速さでゆっくりと運んでいく様子は圧巻!3時間以上かけてJAXA内之浦宇宙空間観測所を目指して一般道を進みます。沿道では住民の方たちが見守っています。

出発から20分ほどで、ロケットが通るために補強されたという「広瀬橋」を通過。これからJAXAまでは登り坂が続きます。いまでは広くて走りやすい道路ですが、昔は山に沿ってカーブの多い道だったようです。ロケットが大型化するにつれ、道路も見直されてきました。肝付町は、ロケットと共に形作られてきたんですね!

 JAXA内之浦宇宙空間観測所は、うっそうとした山の中にあります。これは世界的にもめずらしいこと。トランスポータ(輸送車)は総重量70トンの第1段部分を背負いながら、さらに轟音を立てて登り坂を進みます。「頑張れ~!」と思わず応援したくなる光景です。

登り坂を無事に登りきり、JAXA内之浦宇宙空間観測所に到着したころには日付が変わっていました。

これから今年度の打ち上げに向けて、組み立て作業が始まります。

イプシロンロケットはどのように組み立てたれるのか!?詳しく知りたい方はJAXAサイトにダイジェスト動画(約5分)がありますのでご覧ください。

https://www.youtube.com/watch?v=LduWBkAgcks&t=18s