お知らせ

イプシロンロケット3号機が肝付町内之浦に到着!!

2017.08.30 up

2017年度打ち上げ予定の「イプシロンロケット3号機」が、8月29日午後、肝付町の内之浦漁港に到着しました。

イプシロンロケット3号機は、組み立て・点検などの運用を効率化し、コストの低減を目指した画期的な固体燃料ロケット。2013年に試験機の打ち上げを開始し、昨年は改良型である2号機の打ち上げに成功しています。ロケットが水切りされる内之浦漁港では打ち上げ関係者、運送業者が集結し、万全の態勢で陸揚げに挑みました。

内之浦漁港に到着した「わかなつ」

 

イプシロンロケット3号機は、種子島で燃料を充填後、船で内之浦に運び込まれます。隣でスタンドアップパドル(マリンスポーツの一種)が行われる夏の青空の下、イプシロンを積んだ「わかなつ」が漁港に到着しました。今回運ばれてきたのは、ロケットが宇宙に飛翔するために大切な1段モータ(固体燃料)の部分です。

14時40分。2台のクレーンで少しずつ慎重に持ち上げます。

 

スタッフが固唾をのんで見守る中、ロケットの1段目がトランスポーター(輸送機)に乗せられます。かまぼこ板のように固定されていて、そのままトランスポーターに積載できるようになっています。

トランスポーターに乗せられた1段目。ホッと胸をなでおろします。

 

ロケットはトランスポーターにしっかりと固定され、いよいよロケット射場である内之浦宇宙空間観測所に運ばれることになります。1段目は重量70トンにおよび、時速3キロという非常にゆっくりとした速さで走行します。市街地への影響から、陸送は夜に行われます。

重低音を響かせて内之浦のまちを進みます。

 

巨大なトランスポーターは、住宅をかすめるように進んでいきます。その様子を撮影しようと、近隣住民やロケットファンが集まっていました。中には大阪など、県外から撮影しに訪れた観光客も。

ロケット輸送のため補強された「広瀬橋」を渡り切ったトランスポーター。

 

上り坂を、人が歩くような速さで進んでいきます。

 

昨年の2号機輸送時も観測所まで付き添った筆者ですが、今回は前回よりスムーズに走行しているように感じました。途中で止まることも、ゴムが焦げたような匂いがすることもありませんでした。今回はトラブルに対応するためにトランスポーターの「コメット社」のスタッフも同行していました。心配をよそに順調に輸送は進み、出発から約3時間後の午前0時過ぎ、ロケットの1段目は内之浦宇宙空間観測所に到着しました。

時速3キロの旅を終え、内之浦宇宙空間観測所に到着。お疲れさまでした。

ロケットは無事に、イプシロンロケットが打ちあがる内之浦宇宙空間観測所の「M台地」に運び込まれました。これから、いよいよ今年度打ち上げに向けて組み立てなどの準備が始まります。

打上げ成功に向けて、イプシロンロケット3号機、肝付町への応援よろしくお願いします。